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第10飛行師団 (日本軍) : ウィキペディア日本語版 | 第10飛行師団 (日本軍)[だいじゅうひこうしだん]
第10飛行師団(だいじゅうひこうしだん)は、日本陸軍の航空師団のひとつ。主として京浜地区の防空にあたった。 == 沿革 == 1944年(昭和19年)3月8日、軍令陸甲第27号により編成開始。京浜地区の防空のため東京都北多摩郡の調布飛行場に置かれた第17飛行団司令部を第10飛行師団司令部に改変し、同月10日編成を完結した〔『陸軍軍戦備』pp.402-403〕。編成当初は佐藤正一少将が師団長心得〔日本陸軍の師団長は中将によって親補される職であるため、少将の場合は「師団長心得」となる。〕に補されたが、短期間のうちに第1航空軍参謀長であった吉田喜八郎少将と交代した。また同飛行師団は緊急性の高い防空部隊の性質上、指揮の結節を少なくすることを主な理由として師団の下に飛行団を設けず師団長が各飛行戦隊を直接指揮した〔『本土防空作戦』p.244〕。 同年11月初頭からは来襲するB-29に体当たりを含めた迎撃にあたった(震天制空隊)。 1945年(昭和20年)5月、司令部を竹橋に移転させ、第12方面軍司令部、高射第1師団との連絡の緊密化を図った。
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